サッカーの足首固定のサポーターにはザムストがいいのでしょうか。今回は「◯◯専用サポーター」を使う意味について考えていきましょう。
サポーターには専用がある
私たちが日頃目にするサポーターってこんな感じのものが多くないですか。
私の母は膝がよくないのですが、出かけるときにはいつもこういうタイプの膝のサポーターをつけています。
このタイプのサポーターでは膝周囲を固定することによって、太ももの前にある大腿四頭筋を働きやすくさせ膝の安定性を高めます。汎用性は高く、膝痛の高齢者には愛用されています。
ただ膝を痛めたスポーツ選手に使えるかというと、正直なところ難しいでしょう。
たとえば靭帯を損傷しているスポーツ選手にはもっと固定力があるサポーターが必要ですし、何よりスポーツによって動きの特性が異なるので必要な機能が変わってきます。
スポンサードリンク
専用のサポーターを使う意味
そういう意味では専用のサポーターを使うことには意味があるといえます。(※ここでいう専用とは各メーカーが「◯◯用」と広告しているものを指していますが、他のスポーツでも運動特性が合えば使用できるでしょう)
たとえば有名な商品でいうとザムスト(ZAMST)のフィルミスタアンクル(FILMISTA ANKLE)があります。
ザムストを簡単にご紹介してきますと、サポーター業界では超有名な企業で多種多様なサポーターを発売しています。特にスポーツ特化した高機能なものが多いです。
そのザムストから発売されているフィルミスタアンクルは足首のサポーターなのですが、「サッカー用足首サポーター」とメーカーも宣伝しています。
なぜサッカー用なのかというと、サッカーのプレーで使えるように設計されているからです。
サッカーでは足首の底屈・背屈という上下運動が重要になってきます。足首を足の裏(足底)方向に曲げるのが底屈、手前に曲げるのが背屈です。
健康な人がこの動きだけをするなら問題ないのですが、一度でも足首の捻挫をして不安定になっていると、運動の中でこの動作をするのがすごく怖くなります。
たとえばサッカーではよくあるこんなシーン。
この写真で軸足となる左足はかなり傾いていますよね。当然足首にかかる負担も大きく、捻挫を経験している人にとってはすごく怖い動きになります。でも軸足がしっかりしていないと、強くボールを蹴れません。
そういう特徴のある動きに対して、可動性と固定性を与えてくれるのは専用サポーターの良さといえます。
あともうひとつ細かいことですが、サッカーではストッキングの上に、ストッキングと違う色のサポーターを装着することができません。極端な話、白のストッキングの上に赤いサポーターを着けると試合に出られません。
これは審判がジャッジするときに、ストッキングの色でどちらのチームか見分けることがあるからです。特に副審はタッチラインを割ったときに、どの選手の足に最後にボールが触れたのか確認しないといけませんが、そときストッキングの色で判別することがあるようです。
ですからサッカーの試合に出場するためには、ストッキングの下に装着できるサポーターを選ぶ必要があります。
ザムストのフィルミスタアンクルはサッカーというスポーツの特徴を研究して作られていますので、他のサポーターよりも実践的ということができるでしょう。
今回ご紹介したサッカー用のフィルミスタアンクル以外にも、バスケットボール用の足首サポーターや、登山やトレイルランニング用の膝サポーターなどもありますので、もしスポーツに特化したものを求めているのであれば探してみてくださいね。